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3つ!天帝が語る四間飛車のメリットとは?

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あなたは四間飛車の何処にメリットを感じますか?もしかしたら、「初心者にお勧め」なんて言われて指してみたものの、どこがメリットか分かりかねているということはないでしょうか。本エントリーでは、我らが四間飛車党のカリスマ・藤井先生自らが語る四間飛車のメリットについて、ご紹介させていただきたいと思います。

はじめに

本サイトでは、これまでにも、「四間飛車が初心者にお勧めなところ」のコーナーなどで、私なりに思う四間飛車のメリットについて、ご紹介させていただきました。

しかし、それはあくまでも私の実感や実体験、ネットで調べた意見のうち私なりに、「これは説得力・納得感があるかな」と思うものを、ピックアップしたものでした。

対して本エントリーでは、「四間飛車上達法 (最強将棋レクチャーブックス)」第1章にて紹介されている、藤井先生自らが語る四間飛車のメリットについて、「これは」というものを3つ、ピックアップしてご紹介させていただきたいと思います。

よろしくお願いいたします。

メリットその1:玉の安全度

これは単に、「美濃囲いより船囲いの方が固い」とか、そういう話ではありません。それだと「穴熊の方が固い」とかいう話になってしまいます。

  • 振り飛車は損な戦法だと言われるのは、何故か。それは本当にそうなのか。

上記は、「四間飛車上達法 (最強将棋レクチャーブックス)」第1章の出だしですが、それに対する藤井先生の反論が、この第1のメリット「玉の安全度」です。

  • 振り飛車は飛車を振るのに一手かかるが、居飛車はゼロ手で飛車を活用出来る。
  • 「カウンター狙い」と言えば聞こえはよいが、一手かけて飛車を振る上に、ただ待っているだけの消極的な戦法。それが、振り飛車だ。
  • 振り飛車は、わざわざ手損をして飛車を振って待っているだけの、不自然な戦法である。

これが、藤井先生の思う、「振り飛車は不利な戦法」と言われる所以だそうですが、それに対する先生の反論が、これです。

【A図:先手の大駒を盤上から消去】
http://shogipic.jp/v/JAY.png

玉を囲うなら定位置は2八か8八ですが、果たしてA図で、どちらに玉を囲いたいか?8八に囲いたいという人は、まずいないでしょう。後手の飛車角に思いっきりロックインされています。2八に囲いたいと思うのが、自然なはずです。

でも、2八の位置に飛車がいては、玉を2八に囲えないので、まず飛車を動かす。玉の安全度を考えれば、非常に理にかなった、自然で美しい戦法。それが、藤井先生の振り飛車観のようです。

【B図:後手の大駒を盤上から消去】
http://shogipic.jp/v/JAZ.png

一方、居飛車はどうかというと、B図のように、玉が角の利きからは逃れ切れていません。実はこの、「角の利きから逃れ切れていない」のを活かした攻めが、藤井システムだったりなどでして、

具体的な囲いがなんであれ、本質的な玉の安全度では、振り飛車が優っている

というのが、藤井先生の考える振り飛車第1のメリットのようです。

メリットその2:分かりやすさ

こちらのエントリーなどでも、「四間飛車のメリットの一つは、駒組みの分かりやすさ」とご紹介させていただきましたが、

藤井先生の考える「分かりやすさ」は、それとはちょっと違います

特に「対抗形」と言われる、居飛車vs振り飛車の場合に顕著ですが、

「攻めエリア」と「守りエリア」が、比較的はっきりと分かれている

これが藤井先生の考える「分かりやすさ」なんだとか。まずは右半分の守りエリアでお互い玉を囲いあい、次に左半分の攻めエリアで駒がぶつかり合って、徐々に戦場が中央に移っていき、最後に右半分の守りエリアに戻ってきて、「囲い崩し」や「必死」などの、詰みのテクニックを使う。定跡形から中終盤への道筋が分かりやすいのが、初心者が最初に覚える戦法として四間飛車を推める、もう一つの理由なんだとか。

確かに私も、こちらのエントリーでも書いてある通り、四間飛車+美濃囲いには指していて一体感を感じました。今にして思えばそれも、「定跡形から中終盤への道筋が分かりやすい」ことに根ざしていたのかな、という気もします。

メリットその3:いつでも使える

これはほぼ、こちらのエントリーでご紹介させていただいた内容と、同じことかと思います。

  • 振り飛車に向いている人は、何か一つ得意戦法を持って、それに磨きをかけたいという人。
  • そういう人には迷うことなく、まずは四間飛車を薦める。

とのこと。どこかのインタビューでも、「振り飛車党は戦法にこだわりを持っていて、居飛車党は好きな戦法とかこだわりとかがあまりない。」なんてようなことを、おっしゃっていたような気がします。

「そのときどきで最も勝てそうな戦法を柔軟に選ぶ」なんて言えば、プロっぽくてかっこいいかもしれませんが、それって余程実力がないと無理そうですよね。「初心者には四間飛車をお勧めする」というのは、こういうところからも、きているような気がします。

おわりに

いかがだったでしょうか。メリットの2や3などは、回り回って割と見かけるような気もしないでもないですが*1、メリットの1は、今回「四間飛車上達法 (最強将棋レクチャーブックス)」にて初めて見たような気がします。言われてみれば確かに、2八に囲いたくなりますよね。

というわけで、本エントリーの内容はここまでになります。最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。

参考書籍一覧

四間飛車上達法 (最強将棋レクチャーブックス)

四間飛車上達法 (最強将棋レクチャーブックス)

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*1:元ネタはどれも同じなような気もしないでもないですが。