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本ページは次の一手形式による、角を使った逆棒銀への嫌がらせ反撃の正しい受け方・第三回目の、解答ページになります。もし問題図をご覧にならずに直接このページに来てしまった場合は、こちらのページからご覧ください。それでは、準備はよろしいですか?
解答
「角交換四間飛車を指しこなす本では」解答は▲6六角となっていました。
しかし、「角交換四間飛車で勝つための24の心得 (マイナビ将棋BOOKS)」では、▲7七角が正解になっています。果たして、どちらが最善手なのでしょうか?以下、種明かしです。
▲7七角が最善手となるケース
▲7七角が最善手となるケースは、以下の局面図です。
似たような図ですが、よーく見ると、四一金型になっていますね!この場合に▲6六角と打つと、
このように馬作り待った無しになります。しかし、個人的には、▲7七角と打つと・・・
再度の角打ちが結構面倒くさいんですが、
その場合は飛車を浮いとけってことなんですかね??このケースは「角交換四間飛車で勝つための24の心得 (マイナビ将棋BOOKS)」には掲載されていなかったので、私の想像です。
▲6六角が最善手となるケース
「角交換四間飛車を指しこなす本 (最強将棋21)」の局面図では、▲7七角と合わすケースが、NGとまで酷い手ではありませんが・・・
この形になると、▲8五歩〜▲7七銀と引く「柔らかい指し手」が出来なくなります。銀を進めるしかなくなるのが、藤井先生的には不満だとのこと。このケースは▲8五銀と出て問題ないケースなので、形成が悪くなる訳ではないが、最善手でもなく感心はしないそうです。
NG例
角をケチって、▲7七桂でガードするとどうなるか。一見、桂には銀の紐がついていますし、△7七角成▲同銀と飛車交換を挑めば成り立つようにも見えますが・・・
△8五歩と打たれると、困ってしまいます。▲同銀とすれば△7七角成と突っ込んでくるので、収拾がつきません。
おわりに
いかがだったでしょうか。角交換四間飛車では飛車のコビン*1が開いているため、常に(絶妙のタイミングで)狙われる可能性があります。しかし、大体落ち着いて角を合わせておけば、問題ないようです。
以上で、本エントリーの内容はここまでになります。最後まで読んでいただいて、ありがとうございまいた。
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参考書籍一覧

- 作者: 藤井猛
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- 発売日: 2014/07/01
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角交換四間飛車で勝つための24の心得 (マイナビ将棋BOOKS)
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*1:駒の斜め上をあらわす将棋用語です。私は最初の頃なんのことか分かりませんでした。